捨てられる木が一点ものになるまで
建築の現場では、どうしても端材や古材が出ます。(有)西川住建は、その木を捨てずに日常の家具や雑貨へと作り替えています。打ち合わせの席で、その時に手元にある木材から施主自身に好みの素材を選んでもらい、希望や暮らしぶりに合わせて一点ものを仕上げていく流れです。木材ごとの個性を読み取り、生かしながら形にするため、量産品にはない温もりが宿ります。カエルの置き物や、動かせる濡れ縁デッキなど、実際の製作物も公開されています。
必要な人に使ってほしい、という思いが取り組みの根っこにあります。家具店で購入するよりも手頃な価格で提供できるのも、この姿勢があってこそです。
家づくりで培った技術が家具にも生きる
(有)西川住建は1987年に和歌山市で設立された工務店で、本業は注文住宅やリフォーム、外構、外壁工事といった住まいづくりです。長年こうした現場で積み上げてきた技術と経験が、家具制作にもそのまま生きています。使いやすさや耐久性を住宅と同じ目線で考えられるのは、住まいを知り尽くした職人だからこそでしょう。個人的には、家をつくる手と家具をつくる手が同じという点に、仕上がりへの信頼を覚えました。
住まいの相談も同じ窓口で
家具の製作は、あくまで住まいづくりと地続きの仕事です。相談から現地調査、見積り、図面作成、施工完了までをワンストップで請け負う体制のなかで、家具や雑貨の話も気軽に持ちかけられます。拠点は和歌山市野崎60-1、電話は073-454-7108。営業は8:30から16:30、日曜・祝日は休みです。


