50年超の塗装実績が生んだリフォーム事業
「街の塗装屋さん」として十勝エリアの住宅や公共施設、店舗の塗装を手がけてきた歴史は半世紀を超える。株式会社ナリタックが帯広を拠点に積み上げてきた施工件数は膨大で、地域の建物を見渡せばこの会社が関わった現場がいくつも目に入るほどだ。長年の塗装工事で培った建物の劣化診断や下地処理の知見は、現在の住宅総合リフォーム事業にそのまま活きている。塗装専門から事業領域を広げた背景には、既存顧客からの「塗装以外も頼みたい」という声の蓄積があったという。
顧客満足度95%以上を継続的に記録しているという数字は、取材時に見せてもらったアンケート集計にも裏づけられていた。リフォーム後に「仕上がりが想像以上だった」と回答する利用者が多く、紹介経由の依頼が一定の割合を占めている点も印象的だ。十勝特有の寒暖差や積雪に対する施工ノウハウを持つ業者は限られるため、地域住民にとって相談先の選択肢として根強く支持されている。
AIデザイン提案と職人技の掛け合わせ
個人的に取材で驚いたのは、AIを活用したデザイン提案を施工プロセスに組み込んでいる点だった。外壁や内装の色彩・素材の組み合わせをAIがシミュレーションし、そこに職人の経験則を重ねて最終プランを仕上げるという流れを採用している。デジタル技術による精度と、現場で鍛えた判断力の両輪が施工品質を底上げしている構造だ。完成イメージを事前に可視化できるため、施主との認識のずれが起きにくい。
ある利用者は「提案されたデザインパターンが複数あり、比較しながら選べたのが良かった」と話していた。従来の塗装業者に対して「色見本だけでは完成形が想像しにくい」と感じていた層にとって、こうしたプレゼンテーションは判断材料として機能する。選択肢の多さがそのまま納得感につながるという声が目立つ。
「手抜き撲滅宣言」に込めた適正価格の哲学
株式会社ナリタックは「手抜き撲滅宣言」と「適正価格で本物のデザイン施工」を明確に掲げている。これは単なるスローガンではなく、見積もりの内訳を細かく開示し、使用する塗料や建材のグレードを施主と共有するところまで踏み込んだ運用がなされている。価格の透明性を担保する仕組みが、結果的にリピーターの獲得にもつながっているようだ。50年以上の事業継続そのものが、この姿勢の持続性を証明する材料になっている。
十勝の建築業界では、過去に不適切な価格設定や施工内容の不一致がトラブルの種になったケースが少なくなかったと聞く。そうした背景のなかで、工程ごとの検査体制を敷き、完工後の状態確認まで一貫して管理する仕組みを整えた点は注目に値する。業界内での健全化の旗振り役を自認する同社の取り組みは、地域の施工水準全体にも波及効果を生んでいる。
住まいの相談窓口としての包括的な対応力
屋根・外壁の塗り替えから内装リフォーム、水回りの改修まで、住宅に関わる工事を横断的に請け負える体制を整えている。専門分野の異なる職人が社内に在籍しているため、複数の業者に分けて依頼する手間が省けるという利用者の声は多い。工事の窓口が一本化されることで、スケジュール調整や仕様変更の伝達もスムーズに進む。帯広市内を中心とした十勝全域が対応エリアで、地元の気候条件を踏まえた提案が受けられる。
冬場の暖房効率を上げるための断熱改修と外壁塗装を同時に依頼したケースでは、工期を重ねることで足場の設置回数を減らし、コストを圧縮できたという事例がある。こうした複合提案は、塗装と建築の両方を長年手がけてきた株式会社ナリタックならではの判断だろう。住まい全体を見渡したうえでの優先順位づけができる業者は、十勝エリアでもそう多くはない。


