2022年、越谷での独立から始まった
FINESTRA CONSULTING合同会社の歩みは、2022年7月にさかのぼる。不動産売買に損害保険、相続、コンサルティングまでを目的に掲げて設立され、同じ月のうちに不動産売買仲介業を走らせた。年内には損害保険の取扱いと、相続・資産承継に関する相談業務も立ち上げている。会社としてはまだ若いが、扱う領域を最初から住まいのお金全般に広げていたところに、この会社の設計思想が見える。
その土台には、代表・西野宏氏が積んできた現場の時間がある。30歳で不動産業界に移ってから約18年、売買の実務を重ねたうえでの独立だったため、看板を掲げた初日から実務の勘が効いていた。正直、創業年の若さと現場歴の長さがちぐはぐに見えるほど、経験の裏づけは厚い。設立の目的に相続やコンサルティングまで並べていた点からも、単なる仲介会社に収まらない狙いが読み取れる。
三年目に東京支店、二拠点体制へ
設立から三年ほどが過ぎた2025年10月、事業拡大のために東京支店が開かれた。越谷の本店と町田の支店が並ぶ二拠点となったことで、埼玉と東京にまたがる相談を一つの会社のなかで受け渡せるようになっている。
拠点が増えた意味は、単なる営業範囲の広がりにとどまらない。地域に根差した営業体制のもと、公開前の物件情報や、その土地ならではの動向といった一般に出回りにくい話まで含めて紹介できる下地が整う。新築戸建てから中古マンション、土地や収益物件まで扱う幅があるため、探す側の希望に合う選択肢を見つけやすい。物件見学や店頭相談は随時受け付けており、初めての人でも入り口で身構えずに済む。
不動産に保険と相続を重ねる相談窓口
この会社の輪郭をはっきりさせているのは、不動産に保険や相続の相談まで一続きで扱う姿勢だ。保険代理店としてあいおいニッセイ同和損害保険を取り扱い、ファイナンシャルプランナーの知識も交えながら、住まいの購入や売却をお金の全体像のなかへ位置づけていく。売買の損得だけを切り出すのではなく、その先の家計や資産の動きまで一枚の絵として眺められる。
たとえば家を買うのと同時に火災保険を整え、将来の相続の段取りまで見通しておく、といった相談も同じ窓口で片づく。住宅ローンの残債が残る家や空き家をどう手放すかなど、事情が絡む売却にも同じ体制で向き合える。窓口が分かれないぶん、話を何度も一から説明し直す手間が省ける。


