任意売却や相続案件を引き受ける実務対応力
住宅ローンの返済が困難になった場合の任意売却では、金融機関との価格交渉や差押え解除の手続きを代行する形で依頼者の負担を軽くしている。残債務の調整や売却条件のすり合わせなど、専門的な判断が求められる局面でもセンチュリー21スリーアールのスタッフが窓口に立ち、段階ごとの進捗を共有しながら進める流れだ。相続不動産の売却では、名義変更登記や遺産分割協議といった周辺手続きについて司法書士などの専門家と連携し、依頼者が個別に手配する手間を省いている。仲介か買取かという選択肢も、それぞれの条件面を並べたうえで状況に合った方法を提示する。
不動産売却が初めてという方からは「何から始めればいいか分からなかった」という声が寄せられることが多いという。こうした層に向けて、全体のスケジュール感や必要書類、税金の取り扱いまでを一括で案内する体制を敷いている。個人的には、複雑な案件ほど説明の丁寧さに差が出ると感じたが、この点はかなり手厚い印象だった。
2011年設立、札幌白石区を拠点にした営業網
札幌市白石区栄通9丁目1−31イーアクションビル3Fに本社を置き、2011年5月の設立から10年以上にわたって札幌エリアの不動産取引を手がけてきた。代表の野村龍平氏が北海道知事石狩(3)第7841号の免許のもとで運営しており、資本金は200万円。事業内容は不動産の売買仲介・買取・賃貸管理の三本柱で、売却だけに閉じない相談先としての機能を持つ。営業時間は10:00〜18:00、予約のない土日祝が定休日という運用になっている。
公益社団法人北海道宅地建物取引業協会や全国宅地建物取引業保証協会、一般社団法人全国賃貸不動産管理業協会に所属し、北海道不動産公正取引協議会にも加盟している。業界団体への参加状況を並べるとやや堅い話になるが、取引の透明性を担保する仕組みとして機能している部分は見逃せない。保証協会への加盟は、万が一のトラブル時に供託金による弁済が受けられるという意味で利用者側の安全網にもなる。
リースバックや瑕疵保険など売却後まで見据えた選択肢
売却したあとも同じ住居に住み続けたいというニーズに応えるリースバックの仕組みを用意している点は、この会社のサービス構成のなかでも目を引く。中古住宅の引き渡し後に発覚した不具合をカバーする瑕疵保険や保証の提案もあり、買い手側にとっての安心材料を売り手側から付加できる構造だ。無料査定を入り口に、物件の市場価値をまず把握してもらうという導線も整備されている。ブログやコラムでは不動産売却に関する情報を継続的に発信中だ。
たとえば、転勤で急ぎ売却したいが子どもの学区を変えたくないという家庭がリースバックを選ぶケースでは、所有権の移転と賃貸契約を並行して進める形になる。こうした具体的なシーンで選択肢が複数あること自体が、依頼者にとっては交渉の余地を広げる材料になっているようだ。同じ条件の物件でも家庭の事情で最適解が変わるという前提に立っている点が、画一的な提案とは一線を画す。
「頼んで良かった」を集める企業理念と人間力重視の経営
「あたりまえの事を高品質に、あたりまえでない事も全力で、頼んで良かったの声を集めよう」——センチュリー21スリーアールが掲げるこの企業理念は、日々の業務判断の軸として社内に浸透している。経営理念では「誠実・優しさ・慮る力といった人間力のある人間にお客様は集まる」とし、自己研鑽の先に信頼と利益が生まれるという考え方を明文化した。一度きりの取引で終わらず、何度でも相談できる関係をつくりたいという方針は、リピーターや紹介による依頼につながっている。
利用者の口コミには「売却後もちょっとした相談に乗ってくれた」「最初の査定のときから押しつけがなかった」という声が散見される。過去の取引事例や札幌エリアの市場動向に関する知見を蓄積したスタッフが在籍し、査定から契約締結まで各段階で具体的な根拠をもとに話を進める姿勢が、こうした評価の背景にあるようだ。不動産会社に対して構えてしまうという人ほど、初回の温度感で判断してみる価値はある。


