暮らしの相談窓口としてのカフェ空間
浜松市中央区笠井町にある「リブカフェ」は、株式会社リブテックが本社に併設して運営するバリアフリーショールーム兼カフェである。営業は9:00〜15:30、水曜・日曜・祝日が定休日で、コーヒーを飲みながら住まいの相談ができる場として地域住民に利用されている。ワークショップやイベントも定期的に開かれており、住宅会社というよりコミュニティの拠点に近い雰囲気がある。事前予約制でモデルハウスの見学にも対応し、バリアフリー設計の住空間を実際に歩いて確かめられる。
個人的には、住宅相談の場にカフェを組み合わせた発想がかなり印象的だった。展示場のような堅さがないぶん、初めて家づくりを考える人でも気軽に足を運びやすいと感じる利用者も多いという。実際に見て触れて体感する過程が、間取りや設備の具体的なイメージにそのまま結びつく。リブカフェの存在が、株式会社リブテックと地域をつなぐ接点になっている。
14名の有資格者が支える住宅設計と施工
在籍スタッフ14名が建築・福祉・不動産・金融にまたがる専門資格を保有している。1級建築施工管理技士1名、2級建築施工管理技士2名、二級建築士4名、木造建築士1名が技術面を担い、設計から施工管理まで社内で完結する体制を敷いている。2級福祉住環境コーディネーターや増改築相談員3名も加わることで、高齢者の暮らしを見据えた間取り提案が標準的に組み込まれる。宅地建物取引士2名と2級ファイナンシャルプランニング技能士1名がいるため、土地探しや資金計画の相談も一箇所で済む。
「建築の話だけでなくお金や土地のことまで同じ窓口で聞けたのが助かった」という声が目立つ。住宅ローンの組み方から将来の介護リフォームの可能性まで、複数の専門領域を横断した相談ができる環境は、依頼者にとって打ち合わせの回数や負担を減らす結果につながっている。資格者の配置が偏らず各分野に散っている点が、株式会社リブテックの人材構成の特色である。
循環型農業を住まいに取り込むアクアポニックス提案
魚の養殖と植物の水耕栽培を一つの循環で回すアクアポニックスシステムを、住宅への導入メニューとして提案している。魚が排出する養分を植物が吸収し、浄化された水が再び魚の水槽に戻る仕組みで、住宅内での小規模な食料生産と環境負荷の低減を同時に狙う。株式会社リブテックがこの分野に踏み込んだ背景には、居住空間に「育てる」機能を加えることで日々の暮らしに変化を生むという考え方がある。新築だけでなくリフォーム時の導入相談にも応じている。
たとえば、リビングの一角にコンパクトなアクアポニックスユニットを設置し、ハーブや葉物野菜を日常的に収穫するという利用シーンが想定されている。食卓に出す野菜を自宅で育てる体験は、子どもの食育や高齢者の生きがいづくりにもつながるとされる。住宅会社がここまで踏み込んだ提案をしている例はまだ少なく、問い合わせの段階で興味を示す施主が増えているという。
平成27年設立からの事業基盤と許認可体制
平成27年7月に設立し、建築業許可(静岡県知事般第38384号)、宅建免許(静岡県知事免許第14482号)、二級建築士事務所登録(静岡県知事第8529号)を取得済み。営業時間は8:00〜18:00で、朝の時間帯から動ける体制を整えているため、現場の進行確認や急な修繕依頼にも当日対応しやすい。株式会社リブテックは新築・リフォームの両軸で事業を展開しており、住宅完成後のメンテナンスまで長期にわたる関係を前提に動いている。
引き渡し後も定期的な点検や相談の窓口が維持されており、「建てた後も連絡しやすい」という声が複数寄せられている。浜松市内という限られた商圏で活動を続ける以上、一棟ごとの評判がそのまま次の依頼に直結する。許認可の整備と地域での継続的な関係構築、この二つが株式会社リブテックの事業を支える土台になっている。


