勾配ミスが引き起こすトラブルを、事前に断ち切る
水たまりの発生は、施工後に初めて発覚する代表的な瑕疵トラブルだ。その根本にある勾配ミスを検測段階で防ぐために、Land Dimension Worksは特許取得済みのレーザー水糸器LLS-200を開発している。特殊なレーザーとシフト機構により、従来の水糸計測では避けられなかった誤差を解消し、不適切な勾配計画を見破る精度を現場に持ち込む。発注者と職人の間で板挟みになる現場監督から、「元請けとの情報共有ミスによるリスクを減らしたい」という声が多く届いており、LLS-200はその切実な需要に応えるかたちで設計された。
「導入してから後追いのトラブルが減った」という感想が寄せられており、施工品質の安定という目に見えにくいメリットが、継続使用の動機になっているという声が目立つ。
5工程から1工程へ——LLS-200が再設計した検測の段取り
距離測定・高さ確認・計算・両側反映・水糸張りという従来の5工程を、LLS-200は一人の作業員が短時間で完結できる手順に集約した。センターキャンバーを用いる場面でも絶対角度と相対角度を使い分けられるため、複雑な条件下でも作業フローが乱れない。作業スピードは従来比1.7倍(当社比)で、測量未経験の職人でも扱える操作設計が現場への即戦力投入を可能にする。重機が往来する環境でも作業を妨げない点は、道路舗装現場での使用頻度が高い理由のひとつだ。
1日あたり3万円ほどの人件費削減が見込める試算が提示されており、投資対効果を具体的に確認した上で導入を決める顧客が多いという。
完全受注生産という選択と、部品から一貫する品質管理
Land Dimension Worksが完全受注生産にこだわるのは、使う現場に合った一台を届けるためだ。問い合わせ・契約・協力企業連絡・部品調達・組み立て・付属品確認・梱包・納品・アフター対応という9ステップを経て、過酷な現場環境に耐えうる品質の機器が手元に届く。4〜6月に集中して製作体制を組むため、7〜8月は通常より短い納期での対応が可能な場合もあり、急ぎの現場にも柔軟に対応できることがある。同機能のパイプレーザーと比較した価格は約半分で、長期使用による元の取りやすさが「良い商品が見つかった」という評価につながっている。
初年度のデジタル水平器校正は無料。修理やメンテナンスの相談は電話・フォームで受け付けており、ケースの破損にも専門業者と連携した対処が可能だ。
京都から日本全国の舗装現場へ届ける、インフラ支援の姿勢
京都市伏見区に拠点を置きながら、Land Dimension Worksは「日本各地の舗装工事事業者をサポートする」という方針を掲げている。株式会社アクロスや有限会社ブロードバンドなど複数の協力企業と連携し、部品の調達から製品の流通まで幅広い工程をカバーしながら全国の顧客へ製品を届けている。問い合わせには日本語以外にも多言語対応を整備しており、窓口の間口は広い。営業時間は平日9時から17時で、問い合わせ後に製品説明と実例集の提供も行っている。
「完全受注生産なのに、しっかりコミュニケーションを取りながら進めてもらえた」という声が、納品プロセスへの信頼として積み上がっているようだ。


