「今建てたらいくら」を正確に算出する専門業務
公共事業が進む際に必ず発生する補償業務——移転が必要な建物の構造や設備を詳しく調べ、再建費用を正確に算定する仕事——を株式会社古田設計は専門に手がけている。書類調査、現地測量、建物の仕上げ・設備確認、CAD図面作成、報告書の作成まで、一連の業務フローを一貫して担当する体制だ。官公庁からの直接依頼を受け続ける関係は、1979年の創業から現在まで途切れることなく続いている。
難易度の高い案件を指名でお声がけいただく機会が多いという事実は、長年の蓄積が評価されている証拠といえる。建築分野で2件の特許を取得し、自治体から新技術認定を受けた実績は、技術の確かさを公的な形で示している。テレアポや飛び込み営業のない働き方は、専門職として技術に集中したい人材にとって大きな魅力として映っているようだ。
最新機材への投資が、業務品質と給与水準を上げる
3DスキャナーやGPS測量機の導入による作業効率化は、従来の人海戦術からの転換を意味している。独自開発の外壁調査ソフト「THERMO DELTA」は、赤外線による建物診断の精度を高める専用ツールとして運用されており、スタッフからも「診断精度が体感的に違う」という声があがっている。効率化によって削減されたコストは社員の給与に還元する方針が明示されており、技術投資が処遇改善と直結する仕組みだ。
個人的には、IT化・デジタル化を推進しながら利益を社員に返す循環を作っている点が、この会社の経営スタイルとして印象に残った。さいたま市南区を拠点に埼玉県内の現場が中心のため、移動による時間的・体力的コストが少ない働き方が実現されている。
未経験でも3年でプロへ、段階的なスキル形成の仕組み
補償業務は建築知識に加えて法律・測量の知識が求められるため、入社後の学習環境が成長スピードを大きく左右する。株式会社古田設計では、レベルに応じた研修プログラムを整備し、協会主催の研修にも業務時間内で参加できる体制を整えている。補償業務管理士などの専門資格取得を後押しする支援制度があり、「資格が取りやすい環境」として評価されることが多い。
未経験から入社し、3年間で業務を習得して代表取締役に就任した実例が社内に存在する。年功序列ではなく成果・実力で処遇を決める社風が、そのキャリアを可能にした背景にある。測量やCADの実務経験者であれば、入社直後から専門性を活かせるポジションが用意されている。
週休二日・年125日休暇、生活と仕事のバランスを設計
完全週休二日制・土日祝休みで年間休日は125日。社会保険完備、退職金共済への加入と、長期就業を前提とした福利厚生が整備されている。幅広い年代のスタッフが在籍し、「わからないことを気軽に聞ける」という職場環境が定着率の安定につながっているという声が多い。JR北戸田駅から徒歩約15分・武蔵浦和駅から徒歩約18分と、埼玉県内からのアクセスしやすい立地も通勤環境を後押しする。
公共インフラの整備に直接関わるという業務の性格上、「自分の仕事が地域に反映される」という実感を持ちやすい職種だ。土地所有者への丁寧な説明と合意形成が求められる場面では、技術力だけでなくコミュニケーション能力も試される。建築知識を持つ人材が専門性を最大限に発揮できる場として、株式会社古田設計の環境は整っている。


