目に触れる空間を形づくってきた造形の数々
オブジェ、ディスプレイ、キャラクター、モニュメント。株式会社京都レジンが手がけてきた造形物は、種類も大きさも一様ではない。商業施設のシンボルになる立体から、イベント会場を印象づける装飾、テーマパークに据える大型の造形まで、人が集まる空間の見せ場を作ってきた。素材の質感や設置環境が案件ごとに違うため、同じ手法を当てはめるのではなく、対象に合わせて技術を選び直している。制作実績はInstagram(kyotoresin_inc)でも公開されており、規模感や仕上がりを写真で確かめられる。
造形の依頼はデザイン会社や施工会社から寄せられることが多く、プロジェクトの初期から関わる。図面や仕様書が固まる前でも、用途と設置環境、サイズ感を聞き取りながら形を提案していくため、企画と制作が分断されない。
屋外にも耐えるFRPという選択肢
株式会社京都レジンの造形を支える中心的な素材が、FRP(繊維強化プラスチック)だ。軽いのに強度が高く、雨風や直射日光にさらされても劣化しにくい性質を持つため、屋外へ長期間置くオブジェやモニュメントに適している。岩肌や樹木のような自然物の再現から、曲面の入り組んだキャラクターの立体化まで、この素材の自由度が効いてくる。型を起こし、手で削り、表面を整える工程を積み重ねることで、写真では伝わりにくい質感まで作り込んでいく。
FRPで作った造形は、設置してから何年も屋外に置かれても形や色を保ちやすい。人が繰り返し目にする商業施設のシンボルや、テーマパークの装飾のように、長く展示され続ける場所ほどこの耐候性が生きてくる。3Dプリンター出力と組み合わせれば、試作で形状を確かめてから本制作へ進む流れも選べる。
大型案件を受け止める約2,000坪の現場
制作スペースは約2,000坪におよび、大型のオブジェやテーマパーク向けの造形物を寝かせて作業できる広さがある。搬入や組み立てに場所を要する造形でも、動線を分ければ複数の案件を同時に走らせられる。他社が敷地の都合で受けきれなかった規模の依頼を引き受けられるのは、この物理的な余裕があるからだ。個人的には、造形専業でこれだけの面積を確保している拠点はそうそう見かけないと感じた。
大型の造形は完成した後の搬出や据え付けまで見据える必要があり、株式会社京都レジンでは制作の段階から設置環境を想定して構造を決めている。分割して運び出せるように部材を組んだり、現場での接合を前提に設計したりと、実際の使われ方から逆算して手を動かしている。
年中無休で動く宇治の拠点情報
拠点は京都府宇治市伊勢田町浮面32-3、新成田バス停から徒歩約9分の場所にある。代表は藤村考兵で、営業時間は8:30から17:30、年中無休で稼働しているため、開催日の迫った案件や短納期の相談にも曜日を気にせず動ける。急ぎの内容でも、希望の納期と製作したいものを伝えてもらえれば、そこから製作方法を提案していく。問い合わせは080-9001-3667で受けており、まずは頭の中のイメージを言葉にするところから相談を始められる。


