提案でニーズを超える、という掲げ方
清掃会社と聞くと、言われた場所を言われた通りに掃除する姿を思い浮かべるかもしれない。有限会社ジャパンクリーンサービスの立ち位置は、そこから一歩踏み込んでいる。全国紙『ビルクリーニング』5月号に優良企業として載った際、代表の植田洋は「お客様のニーズを超えるような提案をしながら、付加価値のあるサービスを提供していきたい」と語った。依頼を受けてから動くだけでなく、その先を先回りして形にする——経営の芯にあるのはこの発想だ。
掲げる言葉は、日々の受け方にも表れている。「見積もりだけ」でも「1か所だけの清掃」でも訪問すると明言し、エアコン1台の相談から公共建造物の清掃まで、同じ入り口で受け止める。営業目的の勧誘電話やメールは断る一方、実際に困っている人からの連絡には間口を開けている。個人的には、規模で客を選り分けないこの構えに、地元で長くやってきた会社の度量を感じた。
昭和町西条という住所が持つ意味
拠点を構えるのは、山梨県中巨摩郡昭和町西条2944-1。甲府盆地のほぼ中央にあたるこの場所を起点に、県内へ動きやすい地の利を生かしている。電話は055-268-1600の一本で、相談も見積もりもここから始まる。業務内容は清掃とビルメンテナンスで、法人の施設管理から個人宅の掃除までを一つの窓口が受け持つ。
甲府盆地の中央という立地は、県内を巡回するうえで効いてくる。中巨摩郡を中心に、甲府市や韮崎市、笛吹市、富士吉田市といった市へ無理なく回れ、山あいの町や富士山麓まで届く。長野県の富士見町・茅野市も対応の範囲に入る。拠点の位置そのものが、県内をカバーする営業の下支えになっている。
国家資格と全国紙掲載が支える下地
仕事の確からしさを裏づけるのが、厚生労働省認定のビルクリーニング技能士の存在だ。多様化する建材に合わせた清掃の技能を国が認める資格で、有資格者が現場の判断を担っている。地元に根を張ってきたからこそ、掲載の際は代表自らが取材に応じ、思いを語る姿も紙面に収められた。全国紙で語る機会を得る地域の清掃会社は、そう多くない。
環境への向き合い方も、この会社を語るうえで外せない。清掃では合成洗剤の代わりに強アルカリイオン電解水を用い、人にも自然にも負担の少ない方法を選んでいる。まな板の除菌検証では、通常洗浄後の菌数102,938が電解水の噴霧で3,211まで下がる結果も出た。派手さより中身で信頼を積むやり方が、昭和町の小さな会社を支える土台になっている。


