一本の電話から現場までがつながる速さ
呼び出しの電話が鳴ってから現場に立つまで、おくでんはその間隔をなるべく詰めることに力を注いできました。拠点を滋賀県蒲生郡日野町に置き、近江八幡市や東近江市を軸とした車で三十分圏へ絞ることで、依頼の連絡から現地調査へ滑らかに移れます。車内には日常の工事で使う資材が積んであり、到着した直後から原因の切り分けへ入れる段取りです。近江八幡や東近江という土地勘のある地域なら、目的地までの道筋にも迷いが出ません。
速さを支えているのは、日頃からの備えにほかなりません。工具や部材を積んだまま巡回へ出るため、現場から取りに戻る往復が生まれにくくなっています。原因を見立ててから部材を選ぶまでの間が短く、その日のうちに直し切れる案件も多く扱ってきました。段取りの良さがそのまま滞在時間の短さへ表れ、住む人の負担も軽くなります。
動き方を支える範囲の絞り込み
遠くまで手を広げるのではなく、拠点の近くへ活動を集めることが素早さの土台になっています。大津市や近江八幡市、東近江市、日野町といったおおむね二十キロ圏に狙いを定め、移動でこぼれる時間を切り詰めてきました。長年この地で築いた関係のうえに立つため、顔の見える技術者が玄関先へ向かう安心感も残せます。
受付は朝九時から夜十九時まで開いており、間に合わない時間帯の相談も電話でつなぎます。定休は水曜と日曜ですが、住まいの不具合は暦を選ばないため、状況に応じて予定を組み替えます。急ぎの一報にこそ真っ先に動くことを、代表の奥村豊和は仕事の張り合いにしてきました。遠方へ足を延ばすよりも、地元の呼び声へいち早く応えることに手応えを感じてきた人です。
現場で手を動かす工事の中身
実際の作業は、電源まわりから水回りまで幅広く及びます。差込口の増設では壁内を通す隠蔽配線でコードを隠し、タコ足配線の過熱の芽を摘み取ります。エアコンでは部屋に合う機種を選び、化粧カバーの取り付けや配管穴のパテ埋め、防水処理まで抜かりなく進めます。気密を崩さない下処理を欠かさないため、建物の傷みを抑えたまま夏冬を迎えられます。光回線の引き込みやLAN配線、通信ポートの設置も同じ手で受け、家族そろっての在宅作業に耐える通信を用意します。
水回りの不調にも同じ現場で手が届きます。給排水管のわずかな漏れやパッキンの傷み、蛇口の交換から配管の引き直しまで扱い、電気設備との干渉を避けながら直します。住まいのインフラをまとめて把握しているからこそ、別々に頼むと見落としがちな箇所の絡みにも気づけます。
修理から始まった二十五年の下地
おくでんの技術の芯には、家電の修理業から歩み出した代表の来歴があります。約二十五年にわたり「街の電気屋さん」として地域の電気や家電へ向き合い、現場主義を貫いて建物のインフラづくりに直に携わってきました。込み入った配線や経年劣化の進んだ箇所でも、積み上げた事例から解きほぐしの糸口を見つけます。基本に忠実な作業を軸としつつ、建物ごとの癖に合わせて処置の仕方を変えています。正直なところ、取材で語り口に迷いがなく、場数の厚みがそのまま言葉に出ていると感じました。手抜きを許さない職人気質のまま、目の前の課題へ真っ直ぐ向き合う構えを保ち続けます。滋賀県知事登録番号第2025135号のもと、日野町大谷の拠点から一軒ずつの住まいへ向かっています。


